中学3年生の保護者の方へ

高校入試という大舞台が最後に待つ「中学3年生」。
実は入試以前に中学3年生を待つ試練…それは「多忙」です。
 
これまでと変わらない頻度で実施される定期テストに加え、
1学期は「チャレンジテスト」
2学期になるとほぼ月1回行われる「実力テスト」
さらに修学旅行、体育祭、合唱コンクール…などなど気の休まる間もなく
次々とイベントがやってきます。
定期テストに向けた学習をしながら、これまでの単元をくまなく復習するというのは
かなり長時間の学習とストレスを本人にもたらします。
ここで大事なのは、最初に多くの入試情報を得て目的を明確にし、逆算した学習スケジュールを考えることです。私立に行くのか、公立に行くのか…
私立に進む際には適性や目的に合わせたコースや科目の選択も必要になります。
公立に進むには副教科も含めた内申点が、入試に大きく影響してきます。
土壇場で焦ってもなかなか効果は出ませんので、3年生から勉強を始める場合は慎重なステップアップが決め手となります。
逆に進路や目標が決まると、驚くべき成長を遂げる子もおり、スタートラインとゴールの設定がいかに大事かを物語っています。
いずれにせよ「本人が納得する」ことが重要なので、1年後には高校生であること、そしてどこに進むかは自分次第であることを認識し、どういう生活を送りたいのか、どういう大人になっていくのかイメージしてもらう。そういうきっかけを作ることから始めるのがよいと思います。